PDAで自転車GPS「MioP350」〜準備編〜
自転車への取り付け方法

標準添付品として、ブラケットと自転車用マウントがついてきます。ので、買ったその日にすぐ自転車にだれでも簡単に取り付けることができます。
今回はMioP350を知り合いの方に借りたので取り付けは前回の携帯電話で使用したRAM社の汎用ホルダ(3,680円)とハンドルバーマウント(880円)で取り付けました。
MioP350の設定

MioP350には、徒歩モード、自動車モードの一般的なナビゲーションモードのほかに、注目すべき自転車モードがあります! これを使わない手はありません。他のカスタマイズは
- 画面表示をアウトドアに設定する。
- タテ画面でのナビゲーション設定。(ヨコ画面にも設定できる!)
- 画面の常時点灯設定
- 音量最大
- リロード開始設定を100m
MioP350に外部バッテリー汎用リチウムイオンバッテリー「PocketMoba」を購入

バッテリーの持続時間が4時間ですが、画面表示を常時MAXで点灯にしたりすると実質1時間強ぐらい。これではちょっと困るので、汎用リチウムイオンバッテリー「PocketMoba」を導入。連続使用していませんが、概算で6時間ぐらいは使えそうです。
PDAで自転車GPS「MioP350」〜実走テスト編〜
テストコース新宿駅〜井の頭公園

以下の準備が整ったら、純粋にナビの性能をテストするためにテストコースを設定し、実走テストです。
今回も新宿駅南口から井の頭公園を目指したおよそ12kmのコースです。3回目です。もう実はナビなんぞいりません。
往路は、ナビが示すコースを無視して、神田川沿いのコースを行きます。GPSのリロード(再検索)の状態などをテストします。時速20km以下のサイクリングペースです。
復路は、ナビが示すコースで最速で新宿駅南口を目指します。時速30kmぐらいのペースです。
PDAで自転車GPS「MioP350」〜テスト結果〜
いきなり結論
さすが!自転車モードがあるだけあって、ナビゲーションの性能はよいです。
あえて課題をあげるなら、地図データが2005年版であること(最新のものをインストール可)そして、今回テストできなかった耐久性(耐震性能や耐水性能)でしょうか?
また、たくさんの設定項目があるためにいろいろなニーズに応えられると思いますが、反面手軽に使いたい人には画面操作がやや煩雑に感じるかもしれません。あとバッテリー駆動時間が少ないのもちょっと気になります。
次のモデルが出たらたぶん買っちゃうな〜。買うんだろうなー。
MioP350を自転車モードで使用する ★★★★★
今回のmIOp350は借り物。購入を考えてしまうほどよいです。今回のテストコースでは弱点が見当たりません。予算がある人には迷わずおすすめします。
MioP350はPDAですが、GPSナビに特化したPDAです。しかし、Windows Mobile5.0を搭載し基本性能は満たしているので、仕事での使用やモバイルマルチプレイヤーとしても利用できます。今モデルからパワーポイントが使用できます。
とにかくカスタマイズがいろいろできるので、パソコンなどのコンピュータが好きで自転車GPSを楽しみたい方にはオススメです。
PDAで自転車GPS「MioP350」〜テスト結果〜
なんといっても自転車専用ナビがイイ!

自転車GPSが要求するのは、ちょうど徒歩と自動車の中間になります。徒歩なら最短距離を自動車ならかなり迂回しても大きい道路を行きたいもの。自転車はたいていちょっと裏道を行きたいものです。使ってみるとGPSはハード性能はもちろんですが、ナビソフトのロジックなどの出来のよさが使いやすさに対して重要なウエイトを占めていることがわかります。
実際につかってみないとこのGPSナビゲーションの味付けというか、経路検索をするロジックやルートから外れた場合のリルート開始方法などはわからないのですが、MioP350の場合、設定が細かくカスタマイズできるのいろいろな要望に対応できると思います。
僕にとってはMioP350のロジックは非常に使いやすいもので、MioP350の自転車モードはよく考えられていて、かなりストレスなく要求どおりのナビをしてくれます。
ちなみに「移動中は操作出来ません」のアラートは、ナビの開始時に「交通機関利用」ボタンをクリックすることで回避できます。
画面がでかいことはイイ。ログも記録できる

携帯電話に比べて画面が大きいので走行中にちょっと確認するのにもスゴク視認しやすいです。また、細かい点ですが、走行ルートが太字で表示されるのもすごくよいです。
地図の配色も3種類「昼」「夜」「アウトドア」があるので用途に応じて使い分けができます。
また、左の画面で「移動履歴を保存する」6回画面をタッピングすると「NMEAログデータを記録するオプション」が表示され、ログを記録することができます。
音量最大の設定で使用しましたが、個人的にはもう少し大きくなるとよいかもしれません。ただ、今回はMioP350の純正ブランケットではなく、ARMマウントがPDA本体裏面をふさいでしまっている影響があるのかもしれません。
地図が2種類「Mio Map」「Pocket Mapple D」

ん?なぜ2種類と思いきや、ナビゲーションで主に使用する「Mio Map」に比べ「Pocket Mapple D」は店や建物などのデータが豊富で、徒歩向きの地図なのです。
友人宅などを訪ねる場合に、付近まで「Mio Map」のナビゲーションを使い、「Pocket Mapple D」で近くのお店で差し入れ品を買って訪問する、なんていう使い方ができます。
逆に「Mio Map」のナビゲーション中には余計なビル名などが表示されないので使えばわかる、うれしい機能です。自転車にはよいですが、徒歩には「MioMAP」は若干情報不足の感があります。
1分ぐらいで即位開始のGPSは正確で○、ヘッドアップ機能が△

GPSの現在地表示は、優秀。使用感としては携帯GPS>MioP350>PSP「みんなの地図2」>PSP「MAPLUS」の順です。
GPSの追従性もよいですし、経路検索の速度にも不満はありません。
ですが、地図をヘッドアップ表示にすると不必要にくるくる回ることが多いようにかんじました。特にゆっくり走っていると顕著なので、交差点で確認するときに不便に感じました。
また、画面上のボタンは冬場手袋をしているとちょっと押しにくいかもしれません。
経由地が設定できるし、目的地検索も優秀。リルートもなかなか早い

かなり重宝するのが経由地を設定できる点。あらかじめサイクリングコースの地点を追加することで、自宅〜一般道〜サイクリングコース〜一般道〜目的地〜というようなコースをナビしてもらうようにすることもできます。また、目的地や経由地の検索も登録されているPOI情報から検索できます。特筆すべきは、リルートの開始タイミングがカスタマイズできる点。どれぐらいコースから外れたらリルートするのかが設定できるのでかなりわがままなナビゲーションができます。その際に「来た道を戻らない」なんて設定も自転車のりにはうれしいかもしれません。
あらかじめPC側でSuperMapple側の『プランニング機能』を使ってルート検索しておき、データをMioに転送して、目的地までのルートを表示させることもできます。
ちなみに携帯のEZ助手席ナビもduogateを利用してパソコンでのルート設定を転送したり、バージョンアップでEZ助手席ナビも経由地が設定できるようになりました。
私も最近買った折りたたみ電動自転車でサイクリングを楽しみたいと感じ、ポータブルナビないかなぁと探していました
実験結果をすべて拝見させていただいた結果、やっぱりMioP350が一番だなと感じました
携帯でNAVITIMEは持っているんですけど、GPSなしの地図だけの案内でした
やっぱサイクリングにはナビ必須ですよねww
ちなみに音が小さいとありますが、私ならどうせやるなら電池駆動のスピーカーを取り付けて見せますよw
本気でやった際には写真を載せますね
ほおー、僕の実現できなかった、カーステならぬバイステ(バイシクルステレオ)ですね。
スピーカーは電池駆動でないものでも、かなり大きな音が出せるモノもあるので、チェックしてみてください。