最近カメラにハマッテイル。
新しいソニーのレンズは、円形絞りが多い。
僕のレンズは旧タイプなので、円形絞りではない。
別に「うらやましくないモンね」
ということで、ハート型とかいろいろなフィルターを自作してみた。
円形絞り ってなに?
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円形のボケ |
多角形のボケ |
円形絞り 非円形絞り
点光源がまんまるになります。
1〜2段絞った状態でも絞りの形状がなるべく円形になるように絞りの形を設計された絞り。
どこまで絞っても円形というわけにはいかず、絞り込むと、多角形になってしまうのだけれども、実質的には問題にされません。
(絞るとボケそのものが少なくなるからです)
特に、点光源をぼかして撮影する場合などでボケが多角形になっていると気になる人(=丸くないと嫌な人)は円形絞りのレンズをチョイスすると良いかもしれません。
ソニーのαレンズの場合、新しいラインナップだったりするとこれみよがしに「円形絞り」というのがスペックのひとつとして掲載されていますし、他社でも、新しく投入されたレンズの場合は円形絞りになっていることが多いです。
実際の絞りを観てみると微妙な差だけど、写真では大きな差になります。
ということは、点光源では、絞りの形に影響されるので…。
賢いあなたは気がつきましたね。
はい。僕は気がつきましたよ。そうです。絞りの代わりに、型抜きしたフィルターをかませば、ボケの形は自由自在なんじゃないかと…。
ハート型のボケを撮すフィルターの作り方
型抜きした紙をレンズ前面に装着
簡単ですが、キレイに型を切り取るのが難しい
- レンズのフィルター径に合わせた 円形の紙を用意します。
- 作りたいボケの形に合わせて中央に型抜きをします。
- レンズの前面に装着します。(プロテクト目的のUVフィルターとかMCフィルターで挟む)
- 開放で点光源を撮影します。
手順はすこぶる簡単なのですが、円形に切るのは、サークルカッターで簡単にできますが、手先が相当器用でないと、型抜きをキレイにやるのは難しいです。
先に説明したように微妙な差が顕著にでるので、キレイに型抜きするのが成否を分けます。
そこで登場! 小型カッティングマシーン「Craft ROBO」
どんな形も自由自在に切れます!
そこで、ちょっと反則チックですが、カッティングマシーンを使いました。
小型カッティングマシーン「Craft ROBO」は、パソコンで作成した図面通りにカットしてくれます。
専用ソフトも付属していますが、Adobe illustratorのデータも読み込ませて切らせることができます。 針の長さも三段階に分けて調節できるので、様々な厚さの用紙に対応できます。
手作業では、とても難しい形でもほほいのほい です。
いろいろな大きさ
その 1 大きさをいろいろ作ってみる
とにかく、小型カッティングマシーン「Craft ROBO」はすごいので、いろいろ試行錯誤してみます。
まずは 大きさ。
ミリ単位で指定できますので、こだわる人はとことんこだわってみてもよいかもしれません。
試行錯誤した結果、大きすぎず小さすぎず
F8と同程度ぐらいの大きさにしたほうがよい
という結論に達しました。
特に根拠はありません。レンズによって違ってくるかもしれません。
いろいろな形
いろんな形を作ってみる
今度は形です。
ひとまず
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水滴型
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ハート
-
ミッキーマウスのような
-
クリスマスツリー
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星
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ハート(ちょっとエッジがきいています)
を作ってみました。
自作型抜きフィルターの試写
で、さっそく、新宿南口サザンテラスに行ってイルミネーションで試しに撮影してみた。
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普通に撮影 |
自作○ッキーマウス風フィルター装着 |
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自作クリスマスツリーフィルター ワイド |
自作クリスマスツリーフィルター テレ |
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ちょっと星ボケ |
星がボケボケ |
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I feel COKE |
ネズミじゃないよ ペンギンだよ |
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Remy Martin |
悲しいペンギン |
感想 けっこう楽しい かも!
ちょっとしか時間がとれなかったのと、レンズが1本(90mm F2.8)しかなかったので、まだまだ試行錯誤が必要そうですが、なかなか面白いです。
焦点距離を伸ばしたら どうなるのか? F値の明るいレンズにしたら どうなるのか興味津々です。
なによりも、こんなに背景との距離とボケを気にして撮影することはなかったので、撮影の勉強になります。
イルミネーションのシーズンが終わらないうちにいろいろ試してみれたらなーと思っています。
ディズニーランドのパレードはぜひ、自作○ッキーマウス風のフィルターを装着して狙ってみたいものだ。
自作フィルターの作り方を探していたらココに辿り着きました。
分かりやすい説明で大変参考になりました。
クラフトロボについて教えて欲しいのですが、図形の型抜きと、レンズ径通りの円形カットの両方に対応出来るのでしょうか?
使用した紙も教えて頂けると幸いです。
カッターで作ろうと思っていたのですが、この記事を見て
クラフトロボが欲しくなってしまいました。。。
クラフトロボは 直線も曲線もキレイにカットできますので、フィルター系の円もボケの切り抜きもクラフトロボにおまかせ です。
紙は 普通のケント紙を使っていますが、耐久性に難ありなので 薄いプラ板を使われると良いかもしれません。なんと クラフトロボでプラ板も裁断できます。
切り抜きは全てロボ任せで出来るということで
ますます物欲が抑えられなくなってきました。。。
プラ板はナイスなアイデアですね!
ご返答とアドバイス、どうもありがとうございますm(_ _)m
ごめんなさい。プラ板は、厚さ的にちょっと無理みたいです。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/wkwkmjland/c11489391.html
これぐらいの厚さなら大丈夫かもしれませんね。
とりあえず、クラフトロボを買う前に厚紙で
試し作りしてます!
50mm F1.8で作ってみてるんですが、なかなか難しいですね。
ソフトフィルターを使ったみたいに全体がボンヤリした
感じになってしまいます・・・。
0.1mmならいけると思います。(それをプラ板と呼ぶか否かが問題なのです)
一概に言えませんが、ソフトフィルターの効果がかかってしまうのは、
穴の大きさが小さいのではないでしょうか?
基本、開放絞りで撮影します。
また、レンズを覗いて絞りの実寸を見てみて下さい。
1から2段絞ったよりも小さくすれば、型抜きフィルターの効果がでるので
試行錯誤してみてください。
>(それをプラ板と呼ぶか否かが問題なのです)
確かにそうですね、、、
開放(F1.8)の設定で撮ってはいるものの
穴が大き過ぎるとボケの形がキレイにでないし
小さいと曇ったようになってしまいますね。
このバランスが難しい・・・。
試作に使ってる紙がペラペラのコピー用紙ってのも
悪いのかもしれませんね。
写真も面白いですが、フィルターを装着して
動画撮ると不思議な動画になりますよ!
大きさは、本当に試行錯誤ですね。
さて、動画も楽しそうですが、
僕の愛機α700には、動画撮影なんて機能はついていないのですよ。
試作段階では、いろいろな形のシールを買ってきて、
シール全体を黒マジックで塗りつぶして、
シールをはがして、枠の部分を使ってみたりもしてみました。
早くクラフトロボを買わないと、イルミネーションのシーズンが終わってしまうので
活躍するチャンスが少なくなってしまうかもしれませんね。